ワインのオリは旨味?


ワインロート

ワイングッズの上手な使い方。

楽しく飲んでいたワイン、ボトルの最後のころ、グラスの中が濁っていて粉っぽかったり、ジャリジャリ感じた事はありませんか?

これは、セラーの中で長い眠りについていたワインや、瓶詰め工程でノンフィルターで出荷されたものなどによくある「オリ(澱)」です。

オリは、ワイン中のぶどう由来の浮遊物や沈殿物で、たんぱく質やポリフェノール類が中心です。あえてそれをオリ引きせずに、無清澄・無濾過のまま瓶詰め・出荷して、ぶどう本来の味わいを丸ごと楽しんでいただく事を信条としている生産者もいます。比較的若いワインは、ワイン全体に溶け込んでいて舌触りも悪くなく、それも旨味成分として美味しく飲めますが、長い熟成期間を置いたもの(おおむね10年以上)は、多くの場合、ボトルの下部に沈殿物として溜まってしまいます。これが、粉っぽさやジャリジャリの不快感につながります。このようなことが予想される場合は、ボトルは揺らさないように静かに扱い、ワインロート(写真)でオリを取り除き、眠っている風味を素早く呼び覚まさせるワインシャワーやデキャンタ-等を用いてお楽しみください。